tag:blogger.com,1999:blog-28982576008911605542023-11-16T11:36:24.312+01:00Akis vägスウェーデンでの雑多な日々。どうしようか考えつつ東奔西走、現在に至る。Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.comBlogger362125tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-3919285178789370842015-05-02T18:07:00.001+02:002015-05-02T18:07:49.555+02:00スクーターでのんびりとバイク屋に点検を出すために、原付の運転を頼まれて久々に乗りました。スウェーデンの免許制度が2013年頃を境にちょこっと変わったので、とりあえず速攻で頭にたたき込んで乗ることに。50ccも2つのカテゴリがあって制限速度が45km/hと25km/h、今ではどちらのカテゴリの原付を乗るのにも免許が必要なんです。実際バイクも車も持っているので免許の問題はないんだけど、走っていいところとだめなところが違ったりします。免許制度があると、当然違反したら免停くらったりします。遅い方は乗ったことがあったけど、今回は初めて速いほうの原付。
とりあえず法規上知っておく必要があったのは
1. みんな歩道も走るけど本当は走っちゃだめ。
2. 何車線だろうが追い越せる限りどこを走ってもいいし、二段階右折(というか左折)はしない。
3. 70km/h制限の道もとりあえず自動車道じゃない限りOK。
あとはひたすら自動車にびゅんびゅん追い越されながら走るのみ。リミッターが45km/h以下で既に効いているので下り以外は、ほとんど制限速度を気にする必要もなく。
後日、当の持ち主と、日本の制度とはちょっと違いますわな、って話をしているなかで驚いたのが、125ccのスクーターで自動車道や高速道路を走れるということ。いや驚く必要はないんだろうけど、このサイズなら当然みたいに考えてもいなかったので、びっくりという状態。乗るかどうかは別にして、この手のカテゴリの保険代は安いのでスクーターを買うならこのあたりに落ち着くのかも。
Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-510958350640506922012-08-21T23:21:00.001+02:002012-08-21T23:21:10.451+02:00椅子<p>ここのところIKEAで買った椅子に座りっぱなしで色々問題が多く、買い換えることに。買って1年で壊れたり、一応修理して大切には使っていたりしたものの、はっきり言って腰痛の主要因。5年使ったし、引退させることに。代わりに考えたのが人間椅子。</p> <iframe height="315" src="http://www.youtube.com/embed/-ZCwfdm95yg" frameborder="0" width="420" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe> <p align="center"> </p> <p>椅子と言ったらこれ、と言いたいところだけど、それはともかく中古で <a href="http://www.hag.se/produkter/hag-h03/hag-h03-340/">Håg H03-340</a> (というかその一世代前の)モデルを日本円にして5000円ちょいで出している人がいたので、買うことに。新品だと4万円ちょい位の代物です。IKEAとかでも1万円でもたいしたものがないので、中古でいいものを買った方が良かったり。路面電車とバスにコトコト揺られながら片道1時間かけて引き取ってきました。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/-KelhOqR1w7U/UDP7vwq8RjI/AAAAAAAADUQ/NsyOATqxWQ4/s1600-h/DSCN0365%25255B3%25255D.jpg"><img style="display: inline" title="" alt="" src="http://lh3.ggpht.com/-A74EMg5d--k/UDP7w6RwzPI/AAAAAAAADUY/e5O1uFBC2ig/DSCN0365_thumb%25255B1%25255D.jpg?imgmax=800" width="180" height="240" /></a></p> <p>年季が入っていて少しへたっているところがあるものの、数年は使えるレベル。とりあえずお掃除をして、位置調整をして、定位置に。本日3時間ほど座ってみたものの、身体が痛くならないのでいい感じです。いや、イスを運んで筋肉痛で他の痛みを感じないだけなのか。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-8061339298923220482012-08-21T22:42:00.001+02:002012-08-21T22:42:40.806+02:00パソコンの復旧<p>新しいパソコンを買ってから早半年が過ぎ、早くも再インストールの時期に。アップデートは切っているつもりだったものの、いくつかのプリインストール済みソフトがどうも止まってなかったらしく、静音パソコンがものすごい音に。加えてCDの出し入れが出来なくなったり、デジカメのデータを書き込んであるSDカードが読めなくなったり、ディスクやメモリのフォーマットが失敗したり、プリンタが認識しなくなったりと、ありとあらゆる動作がおかしくなったので、クリーンインストールすることに。</p> <p><a href="http://lh4.ggpht.com/-9jtdgJP_cAs/UDPyuexT7OI/AAAAAAAADT4/gSNf7_07D-0/s1600-h/DSCN0360%25255B6%25255D.jpg"><img style="display: block; float: none; margin-left: auto; margin-right: auto" title="" alt="" src="http://lh3.ggpht.com/-bE269NgeN8E/UDPyvDvTV-I/AAAAAAAADUA/_RhsFlrOcEA/DSCN0360_thumb%25255B4%25255D.jpg?imgmax=800" width="240" height="180" /></a></p> <p>一つ今までと違うことを試してみようと思って入れたのがほぼ白黒の壁紙。LEDの画面を使い始めてから、妙に目が疲れる気がしてたけど、全体的に暗めのものを選ぶのが吉というか自分に向いている感じであります。ちなみにデジカメで何故か青っぽく写ってますが白黒です。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-55229441586024214952012-06-17T14:17:00.001+02:002012-06-17T14:17:59.064+02:00旅の備え<p>明日から久々の旅行に出ます。前回の帰省から、なんだかんだで怒濤のように過ぎた1年でしたが、その間に小さな旅行一つ挟むこともなくとどまって狭いエリアを東奔西走していたのは、ここ20年の中では初めての経験であります。改めて考えると、旅や旅行のあり方というか、出来ることというのも時代と共に変わったというか何というか。準備もだいたい出来たし、思うところとVPNに申し込んだ話を少し。</p> <p>「旅行に何を持って行くか」というのは、よく聞かれる質問で、また自分自身悩むこともあります。基本的には優先順位をつけていくしかないけれども、その目安として自分は、1)絶対必要なもの、2)確実に必要なもの、3)ないと困るもの、4)あれば便利なもの、という感じでカテゴライズをしていきます。現地調達の可能性や代替性に応じて、持っていく意味のあまりないものは切っていくという感じであります。このあたりは価値観や旅の目的、スタイルによって変わりうる要素でもあります。</p> <p>ここ10年で変わったことといえば、携帯やらパソコンを旅先まで持って行くようになったこと、またネット上の情報をあたることで地球の歩き方やロンリープラネットのような古くて断片的な情報に頼らなくても済むようになったこと。便利になった一方で、持ち物が増えて重くてかったるくなりつつあるのは否めません。インターネットカフェで、といってもセキュリティ上の信頼性を考えると気兼ねなく使う気にもなりません。それに今回は帰省して家族のパソコンのメンテナンスを一気に済ませるつもりなのと、ちょっと長めの休暇なので、自分のノートは必須。</p> <p>経由・滞在する北京での一応最低限のアクセスと、無料のwifiもぼちぼち使う予定のためセキュリティを考えて、VPNとやらのサービスに申し込みました。<a href="http://billing.purevpn.com/aff.php?aff=965">purevpn</a> というところ。大丈夫っぽい、というだけで、実際のところ中国の検閲をかいくぐって現地で使えるのか、イタチごっこなのでタイミング次第、ふたをあけてみないと分かりません。値段的にはスタンダード(月30gbまで)で約10ドル/月、25ドル/3ヶ月、45/ドル6ヶ月、75ドル/1年、とまとめて支払うとまぁ普通に段階的に安くなるという感じ。倍払う気があれば転送容量の制限なしのプランも。</p> <p align="center"><a href="http://billing.purevpn.com/aff.php?aff=965"><img src="http://www.purevpn.com/banners/Banner%203.jpg" /></a></p> <p>ここを選んだ理由は、カードやPayPal だけじゃなく Moneybookers も使えるということ、潰されても24時間以内、通常は1時間以内になんとかしてるよ、という宣伝文句。デメリットとしては、アジア圏内のサーバが少なく、また日本にもないので、日本のストリーミングがみたい海外在住者にとっては別のトコロを選ぶともう少し使えるかも。とにかく、ここ数ヶ月Moneybookersに使う当てもなく眠らせたままの残額があったのでそれを使うことにしました。</p> <p>が、支払いの段階でエラー、お金がMoneybookersの口座から抜かれたのに、「サポートにご連絡を」の表示が出て、購入済みにならない・・・。タイムラグがあるだろうからと思って10分待っても状況に変化なし。どうしよう、と考えつつとりあえず書かれていた連絡先にメールを打って、反応をみてみるも15分ほど経っても自動返信以外音沙汰なし。仕方がないので、サポートとチャットでお話しすることに。</p> <p>週末だからちょっと待つかなと思ったけど、わりと普通にサポートの人はいるみたいで、チャットに入った段階で、担当者とお話開始。んで、担当者曰く「特に初回の支払いとサービス利用の本人認証に関しては人力でやっていて、確認用の書類を送る必要があって、問題がなければ全て済むのに1時間くらいかかるかも。すったもんだがあっても1日もらえれば十分」とのこと。それから数分後には、「番号を部分的に隠したクレジットカードと身分証明書のスキャンか写真を送ってくれい」というメールが入ったのでメールで送信。クレジットカードで払った場合は、そのクレジットカードだけで済むみたい。ともあれ、夕食を作っている間に入金完了&サービス利用開始のお知らせが来ていたので、この手の認証を要求するところとしてはまずまずの早さ。先に本人確認があると言ってくれればびびらずに済んだんだけど。</p> <p>ネットワークとかVPNは自分の得意とするところではないけど、Windows、android、iOs 共に設定は難易度の高いものではなく、あっさり終了。サーバの切り替えがちょっと面倒なのでWindowsにはpurevpnが出しているクライアントソフトを入れました。スウェーデンからスウェーデン・イギリス国内のサーバ経由でアクセスする分には非常にストレスもなく今のところ快適。まぁこればっかりは長期的に使わないとなんとも言えないのかな。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-87822519382266651262012-06-16T21:14:00.001+02:002012-06-16T22:18:48.670+02:00最高裁判決-その2<p>頭が冷えてきたので、<a href="http://akisvag.blogspot.se/2012/06/blog-post.html">昨日久々に書いたもの</a>の続きを少し書くことに。マンガの所持が児童ポルノにあたるとして起訴されスウェーデンの最高裁まで争われた事案。空想か実在か、みたいな議論もあるわけで、このあたりのところは正直自分の現在の関心分野ではなかったので、はしょっておりました。最高裁が判決とは別に<a href="http://www.hogstadomstolen.se/Om-Sveriges-Domstolar/Pressrum/Nyheter-och-pressmeddelanden/Hogsta-domstolen-frikanner-den-tilltalade-i-det-sk-Mangamalet/">コメントも出していて</a>、それが非常に端的なのでそれをそのまま挙げることにします。</p> <blockquote> <p><em>判決においては、描写それ自体はポルノグラフィでありまた児童を描写しているものと認定された。しかしながら、それらは現実の児童と混同され得ない空想上の存在に関してのものである。描写の所持を処罰することはそれ故に、表現の自由及び情報享受の自由の制限を導いた主たる目的にとっての必要不可欠性を逸脱するものである(いわゆる比較衡量論)。憲法の定めうるところに従った当該法律の解釈により、本起訴は却下された。[<a href="http://www.hogstadomstolen.se/Om-Sveriges-Domstolar/Pressrum/Nyheter-och-pressmeddelanden/Hogsta-domstolen-frikanner-den-tilltalade-i-det-sk-Mangamalet/">参照</a>]</em></p> </blockquote> <p>この一文を考えると、昨日のさらっと読んで書いたものは、部分的には日本のガチガチした憲法解釈からから見た感覚的なものなのかもしれません。(日本でいうところの厳格な合理性の基準に近い)比較衡量は確かにしてるけれども、主観的な権利として認められるかが論じられていて、あんまり抽象的な所をコネコネとしてない状態。法律やその目的自体の合理性を審査をする必要がなければ、そこにぶっとんで行く必要は本来必要ないのかも。自分スウェーデンでこのあたりはやってないので、機会があればという感じ。直感は大切なので、書いたものは、とりあえずそのまま取っておくことにしましょう。</p> <p>判決も触れている通り、結局の所、ポルノグラフィと児童ポルノグラフィをあえて分ける場合、未成年者というところに刑法上の特別な保護利益があります。そして未成年者のように意志や決定能力が完全ではない場合、本人や親権者の同意をもってしてもその同意能力を安易に認めるべきではありません。しかしながら、そこのところからぶっ飛んで犯罪に利用される恐れとか、1つの描写が全ての未成年者に被害を及ぼす、といったところまで保護利益として認めるとなると、およそ道徳的判断と区別のつかない連関というか良く分からない論理を刑法の世界に持ち込むことになります。まぁこの辺はもっときちんと書いてる人も多いし、危ないよね、というところでここは止めておきましょう。</p> <p>それよりも実際の被害をどうにかせい、という問題はあります。事件として処理するにもリソースが不足している上に、警察や検察、司法のやる気のなさ、それに対する不信感に伴う被害の無申告やら何やらで結局の所、現実の児童ポルノやら性犯罪やら人身売買に対しても十分な対応は出来ていない。それと一緒くたにして、同じ重さの犯罪として扱うとなると、本人の証言や難しい証明のいらない簡単に証明できる犯罪を検挙することに警察や検察が一生懸命になってしまうのは目に見えている。どこかの国の警察が、麻薬やら大麻やらのジャンキーを捕まえて検挙率や拘置所の稼働率を上げるのと大差ありません。そんなことでは結局目的は何ぞや、その前にやることがあるのでは、というところに話が戻ってきてしまいます。</p> <p>正直、罰金刑ながらも地裁・高裁における(予想外の)有罪判決が出ていたのであまり過度な期待をしないようにしていました。当の本人が無罪判決を受けてほっとした反面で、失った時間や費やされた労力を考えると手放しでは喜べません。また、最高裁の判断が先例になるとはいえ、地裁・高裁レベルでの有罪の判断を考えると限界事例においては保守的な解釈を行う可能性が結構あることが容易に想像できます。最高裁まで徹底的に争ったのは結局の所有罪を得た場合に失うものが大きいからで、生活のかかっていない人が実際に争えるかはやはり微妙です。多少なりとも人権が機能しているスウェーデンでさえこれですから、裁判を受ける権利を権利として受け取る人が少なく、ましてや人権そのもののも認められにくい日本でいけるのかというのはやはり悩むところ。ともあれ一段落です。</p>Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-11529600985487909452012-06-15T22:36:00.001+02:002012-06-15T22:36:32.041+02:00050 plus<p><a href="http://050plus.com/">050 plus</a>を使い始めてから早2ヶ月、こっちのの自宅のメインで使っているIP電話よりも国際電話の音質が良く、ぼちぼち安定しているので、自宅の電話をやめるか考え中。自宅の電話が月1200円、ネットをぼちぼち使っているスマホより高いので、正直メリットがあまり見いだせない。それにかかってくる電話の98%がセールスで、1.9%が間違い電話。残り0.1%と考えると、とりあえず携帯で受けてこっちからかけ直してもおつりが来るし、かけるのも携帯からの方が安い。正直お疲れ気味。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/-ji1HZNO2TWY/T9ucyzQsfpI/AAAAAAAADTk/QLZ-X6Stef0/s1600-h/2012-06-15%25252022-15-42%25255B4%25255D.jpg"><img style="display: inline" title="2012-06-15 22-15-42" alt="2012-06-15 22-15-42" src="http://lh6.ggpht.com/-hjN_L-XXWYc/T9uczm04quI/AAAAAAAADTo/X6GHnQhNBpI/2012-06-15%25252022-15-42_thumb%25255B2%25255D.jpg?imgmax=800" width="140" height="240" /></a></p> <p>Windows版も一応出ていて、アップデートやことあるごとにアドレス帳がクラッシュするとか、atokとの相性が激悪とか、接続が落ちた後自動的に復帰してくれないとか、まともに機能がついていないとか、デザインがどうしようもないとか、そういった不満に目をつぶれば一応なんとか使えるというレベル。ただ、お値段的には不満じゃないし、余計なことをして料金が高くなったり、音声品質が犠牲になるくらいなるくらいなら、このくらいのものでいいのかもしれません。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-41838202192719992162012-06-15T20:55:00.001+02:002012-06-16T21:17:46.136+02:00本日付の最高裁判決について (修正)<p>今日(2012/06/15)、マンガというかエロマンガの所持が児童ポルノグラフィを規制する刑法に反するとして訴追された事案(B 990-11)について、スウェーデンの最高裁判決が出ました。要旨からすると「<strong>児童ポルノグラフィに該当する内容を有するマンガとしての描写は、それが現実の児童と考えられる描写を除き、スウェーデン憲法の定める表現の自由と情報アクセスへの自由に鑑み、罰せられない</strong>」と。結論はともすると当然無罪。とにかく長く時間がかかったけど、これで一段落。</p> <p>近からず遠からず事案を見てきた自分にとっては、色々言いたいこともありますが、それはともかくとしてささっと目を通していくつか気になったポイントを。</p> <p><strong>・論理構成</strong> </p> <p>当該法律が基本的人権に何らかの制約を課すものか否か→YES→当該行為が表現の自由ないし情報享受の自由として認められるか→YES→当該行為に規制をかけるだけの著しい必要性(緊急性ないし重大性)が認められるかどうか→NO→権利が優先するので法律の適用はない=規制の合理性やEU規約との整合性についての判断はしない。</p> <p>法律の違憲審査をするまでもなく、憲法上の人権として認められる限りオッケーというアプローチは、法律の違憲無効の判断を伴わない点ですっきりしないかもしれません。しかしながら、1) 弁護側としては余計な立法技術とか理論まで踏み込まないでも挙証が十分に出来る、2) 裁判所としても余計なところまで審査しなくていいので日本で言うところの違憲の判断が出しやすい、3) 無効とすると一定の規制がかけられなくなって困る場合でも権利性を保ちつつ法律は一応維持できる、4) 基本的人権の法に対する優位性という建前と理論的に整合する、というのが思いつくところ。</p> <p><strong>・39点中38点の描写は現実のものと考えられるとは認められない。</strong> </p> <p>ともあれ判決では、著しい必要性(緊急性ないし重大性)の判断としては、当該描写が現実のものと信じるに足りるか、現実のものと考えられるか否かによって、その判断を分けています。メルクマールになる先例を作るために1点だけ分けた感じがしなくもないですが、実際の所は分かりません。</p> <p>何故に現実のものと考えられるような、というとはっきりは言ってないものの、1) 当然現実の写真、2) ノンフィクションと言っても過言でないもの、3) CGが一部もしくは全体に使われていて写真と区別する意味に乏しいものや模写、ということが念頭にあるのではと思われます。 <br /> <br /><strong>・残りの1点は現実のものと考えられる描写であるが、状況に鑑み所持が合理的な場合には、処罰の対象となる行為とはならない。</strong></p> <p>1点はかなり際どい描写として認定されてますが、描写がどのようなものかは分かりません。このあたりが表現の自由を規制する場合の古典的な危ない点ではあります。ただ判決は、行為者の一定の状況如何によっては、同法の定める適用除外にあたることを指摘した上で、本件においては、当該行為者が日本のマンガの研究や批評を行っていることをもって、その事情にあたるとわりとさっくりと結論づけています。なので、結局この法律がどうよ、ってところまではあまり踏み込んでいません。</p> <p>とりあえず、弁護を引き受けて資料を受け取っただけで捕まるとか、研究レポート用にまとめるだけで刑務所送り、という状態にはならない、という点ははっきりさせた点で一応一定の評価ができます。</p> <p>いずれにせよ、意志能力や行為能力が限定されている未成年者の保護の必要性、被害を伴う(間接的被害について広く認める主張もありますがそれについては判決では蹴っています)描写が写真以外でも考え得ることに鑑みると、落としどころとしてはまずまずという印象を受けました。細かい内容を書くモチベーションも時間もないのでとりあえずそんな感じです。</p> <p>[2012/06/16 自分で読んでも意味不明な所を加筆・修正] <br />[2012/06/16 思うことがあったので続編、<a href="http://akisvag.blogspot.se/2012/06/2.html">最高裁判決-その2</a>を書きました]</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-40240321906136369802011-08-19T00:13:00.001+02:002011-08-19T00:13:22.528+02:00乗車券とペナルティと<p>犬も当たれば棒に当たる、とはいうものの、毎月に近いくらい引っかかるのがローカル交通を担うVästtrafikのチケットチェック。有効な乗車券を所持していない場合、1200kr(14000円ほど)請求される羽目になります。チェックする係員が客に対する態度じゃないのはさておき、いくつか気になることを。</p> <p>最近あった論点は未成年者にペナルティを請求できるか、という点であります。公共交通に乗る場合、乗車した時点で約款の定める契約(Standardavtal)に合意したものとされますが、未成年、ことに15歳未満の場合には故に契約の当事者能力には限界があるので、そもそもこうしたペナルティを請求を行う根拠たる契約が存在することは非常に疑わしいということになります。</p> <p>第2の論点として、今日ちらっと読んでなるほど、と思ったのは、チケットを忘れた場合であります。特に先日<a href="http://www.aftonbladet.se/nyheter/article13412090.ab">SJが11歳の子供を列車から無人駅に放り投げた挙げ句、行方不明になった件</a>とも若干重なるのが、有効な乗車券を購入しつつ10m先であれ10km先であれ、手元にない状態であります。<a href="http://www.gp.se/nyheter/goteborg/1.701618--jag-ar-jattenojd-">地元の大学生が、乗車券を財布もろとも置き忘れてきたケース</a>で本人が争っており、晴れて地裁の俎の上に乗ります。ここまで来たからには、和解せず頑張れ状態です。</p> <p>個人的には、家に忘れた場合も意図的に払わない場合も関係なく、十把一絡げにペナルティを取ること自体、本来の趣旨から外れている印象を持たざるを得ません。いつも前払いしているからこそ、忘れても気づかないのであって、少なくとも運行する事業者の懐を痛めるという話ではありません。まぁゲシュタポ的なチケットのコントロールはさておき、この学生が主張しているのが<a href="http://www.notisum.se/rnp/sls/lag/19770067.HTM">Lag (1977:67) om tilläggsavgift i kollektiv persontrafik</a>の第2条。日本語的に言うと公共交通機関における追徴料金に関する法律、とでもいうのか。</p> <blockquote> <p><em>2 § Tilläggsavgift får ej tagas ut om avsaknaden av giltig biljett får anses vara ursäktlig med hänsyn till den resandes ålder, sjukdom, bristande kännedom om lokala förhållanden eller annan omständighet. (<em>有効な乗車券がないことが利用者の年齢や病状、土地勘の欠如、或いはその他の状況によると認められるときには、追徴料金を徴収することは出来ない。)</em></em></p> </blockquote> <p>特に”その他の状況”は、非常に考えるところであります。狭く解するのか広く解するかによって帰結は異なるものの、乗車券があくまで購入したことの証明であるかぎり、乗車券を購入したという事実には変わりなく、事後的に救済を受けるに足りる理由ともなり得そうです。仮に非常に狭く解したとしても、子供を列車から放り投げる根拠として、同法5§を使うにしても、そもそもの前提となる追徴料金の主体となり得ないという話になります。</p> <p>ともあれ、お金を払ってかつ乗車券を見せれる人だけが乗れる、という原則を貫けば貫くほど、公共交通としてこれでいいのか、と疑問が出てくるのも事実。踏切に遮断機をつけたり、信号でも普通の交通よりも優先されるだけの公共性があるはずで、それに見合うだけのやり方をしないのは考え物です。払った分だけ乗るタクシーのように私的な交通に近づけば近づくほど、その地位も公共的なものから離れていくと言わざるを得ません。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-42272866054139059582011-08-14T23:09:00.001+02:002011-08-14T23:10:07.719+02:00土砂降り<p>久々にバケツをひっくり返したような雨が数時間続き、家の前も川というか小さな湖に。排水がよくないというよりも、すぐそばの丘や運動場に降り注いだ水がちょうど集まるところなのであります。</p> <p align="center"><a href="http://lh4.ggpht.com/-cGk0MewF9Ro/Tkg5gbz-5_I/AAAAAAAADTA/TpdXm-YL7Jc/s1600-h/DSCF6232%25255B3%25255D.jpg"><img title="DSCF6232" style="display: inline" height="180" alt="DSCF6232" src="http://lh4.ggpht.com/-vGqCd7FWfwE/Tkg5gzMMp9I/AAAAAAAADTE/2LplkM64IiQ/DSCF6232_thumb%25255B1%25255D.jpg?imgmax=800" width="240" /></a></p> <p align="center"> <a href="http://lh4.ggpht.com/-68imVhiPF9k/Tkg5hpEBjtI/AAAAAAAADTI/WcQPgGbK0mU/s1600-h/DSCF6238%25255B3%25255D.jpg"><img title="DSCF6238" style="display: inline" height="180" alt="DSCF6238" src="http://lh6.ggpht.com/-X2H5bzKZqPk/Tkg5iH6FMmI/AAAAAAAADTM/RADCSXbPzng/DSCF6238_thumb%25255B1%25255D.jpg?imgmax=800" width="240" /></a></p> <p>街の中で浸水した場所もあるみたいだけど、とりあえずここはこれ以上たまらずに下に流れていくので、大丈夫。それにしても夏を感じさせる雨でした。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-32973119015197322022011-08-13T22:37:00.002+02:002011-08-13T22:49:16.854+02:00マイルが参る数年越しでコツコツ貯めてきたユナイテッド航空のマイレージ。6月に日本に行ったときに使った中国国際航空のやつが10000マイルちょいと思いの外ついて、晴れて得点交換圏に。
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<br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2WQrMqfj6jDUJgmB8pZNNwFlQg2WHp4vO9E-sWfB3_MvYDhnCeF8UNXvuyjihrvH7n_42nKCBQWqF1FWebF25LfZ4fE0S7NKAtE24Xd-I4yMmX6k30Tun-F4J6YOv-ifUo1Hrlvfyoiw/s1600/2011-08-13+22-31-34.jpg"><img style="display:block; margin:0px auto 10px; text-align:center;cursor:pointer; cursor:hand;width: 320px; height: 224px;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg2WQrMqfj6jDUJgmB8pZNNwFlQg2WHp4vO9E-sWfB3_MvYDhnCeF8UNXvuyjihrvH7n_42nKCBQWqF1FWebF25LfZ4fE0S7NKAtE24Xd-I4yMmX6k30Tun-F4J6YOv-ifUo1Hrlvfyoiw/s320/2011-08-13+22-31-34.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5640442701600767842" /></a>
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<br />一応ヨーロッパ内は飛べるようになったので、ちょっと出かけたいものの来週には学校が始まり、とりあえず空想だけにとどめておくことに。
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<br />Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-83276631288304473112011-07-30T23:57:00.000+02:002011-07-31T00:57:52.689+02:00さらばOnOff - その2<p>本日は久々にカレーを作りました。ルーから作るカレーはお財布にもやさしく、また味の調整や原材料の選択もできるのでわりといいです。ルーを作るのは今回で2度目、ずいぶん作るのにもこなれてきました。ともあれ先日倒産した<a href="http://www.onoff.com/">OnOff</a>が残ってるものをさらに安く70%オフ、という感じで倒産セールをやっていたので行ってきました。</p> <p align="center"><a href="http://lh5.ggpht.com/-3eLts1ZcMPM/TjSMZAb8TSI/AAAAAAAADSY/8q-DIt1f0Hk/s1600-h/2011-07-30%25252023-46-09%25255B3%25255D.jpg"><img title="2011-07-30 23-46-09" style="display: inline" height="190" alt="2011-07-30 23-46-09" src="http://lh5.ggpht.com/-KhSke-6O5GY/TjSMZvlmeCI/AAAAAAAADSc/-Z1f-RuNaII/2011-07-30%25252023-46-09_thumb%25255B1%25255D.jpg?imgmax=800" width="240" /></a></p> <p>ちょっぴり期待をしていたケーブルテレビ、<a href="http://www.comhem.se/">ComHem</a>の映像機器は、定価の底上げをしていてそれほど安くもなく、まぁネットショップ系と変わらないお値段。まぁ初期不良交換とかはほぼ期待できないので、それだったらまだネット経由の方がまし。</p> <p align="center"><a href="http://lh6.ggpht.com/-dNe3xnAOCug/TjSMaCn90YI/AAAAAAAADSg/_QYBeh85pP8/s1600-h/DSCF6223%25255B3%25255D.jpg"><img title="DSCF6223" style="display: inline" height="240" alt="DSCF6223" src="http://lh3.ggpht.com/-0mB5VaEzs8g/TjSMatAgAZI/AAAAAAAADSk/ynpmvlTDuaI/DSCF6223_thumb%25255B1%25255D.jpg?imgmax=800" width="180" /></a></p> <p>いくつか買おうと思っていてなかなか手が出せなかったものの一つがカメラケース。この手の商材は「広告の品、○%Off ! 」みたいな話にならないので、どこで買っても物のわりにそこそこ値が張って、どうしようかと悩んでいたところ。100円均一で買ったやつは、ほんとにやわで、スウェーデンに持って帰ってくる時も冷や冷やものでした。</p> <p align="center"><a href="http://lh4.ggpht.com/-S2rDtj_8iMQ/TjSMbczmF5I/AAAAAAAADSo/GR1FbNc4WG8/s1600-h/DSCF6224%25255B6%25255D.jpg"><img title="DSCF6224" style="display: inline" height="180" alt="DSCF6224" src="http://lh3.ggpht.com/-WKyaXY0cXwQ/TjSMbyXvaEI/AAAAAAAADSs/ebtFjx64z8I/DSCF6224_thumb%25255B2%25255D.jpg?imgmax=800" width="240" /></a></p> <p>ケース自体は、セミハードケースとソフトケースの中間、こんな感じでごそっとカメラが入ります。底部とカメラのボディのあたる周囲にはプラスチックが入っていて、それ以外はちょっと堅めのカメラバックという感じ。120kr(約1400円)、予備の電池や充電器がぴったり入るマチがあって、いい感じデス。</p> <p>あとは単3の充電池と画面クリーナー、カメラのレンズ用のエアブラシ、それとxbox360のハードディスク用のケーブル。物によっては「う~ん」と悩むところだったけど、それでも一応安いことは安いので、必要なものに関してはピックアップできたという感じ。久々に満足のいくお買い物だったカモ。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-59124755908581862952011-07-22T23:58:00.002+02:002011-07-31T01:01:32.542+02:00部屋の整理と机の話<p>とりあえず部屋の掃除を数日かけてしました。物の量が多いの一言に尽きます。特に紙関係をどう処分していくか、ちょっと悩むところ。</p> <p align="center"><a href="http://lh4.ggpht.com/-CzLJy1VvjnQ/TinyeNeuysI/AAAAAAAADSA/AS70Q8L8aoo/DSCN0093%25255B3%25255D.jpg"><img height="240" alt="DSCN0093" src="http://lh6.ggpht.com/-GSXyCPEIHx8/TinyeiRO2kI/AAAAAAAADSE/k9iFjXsvSUQ/DSCN0093_thumb%25255B1%25255D.jpg" width="180" /></a></p> <p>床に転がっていたレーザープリンタの使用頻度が結構多いというか、最近はメインになっているのに、使うときにゴソゴソ動かしていたので、台を新調。IKEAで色々見ていたら、机が150kr(約1900円)と非常に安かったので、こいつにしました。</p> <p>基本的には合板というかチップ材に化粧板というか木目調のシールというレベルの代物だけど、上で物を書いたり作業をしたりするわけではないのでこれで充分という気も。ネジから何までかなり安く仕上げてあります。イスも現在バランスチェアと猫がよく座るオフィスチェアと2つあるので、入れるのにもピッタリ。置き場所に困っていたHDD類もここにひとまとめにしてあるので、今までよりもメインの机がすっきりで、いい感じ。</p>Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-7143634096484224302011-07-16T23:45:00.000+02:002011-07-22T19:01:29.864+02:00HDDの換装<p>メインで使っているVaio TZ-50のHDDがクラッシュ。起動こそ可能なものの、フリーズも多くなり、特にデータの書き込みに難あり。再インストールしてごまかすのにも限界を感じ、懸案だったHDDの換装。</p> <p align="center"> <a href="http://lh5.ggpht.com/-uqBkzUsFQxU/Tims4V_OYkI/AAAAAAAADRw/QsAcYfxfxaw/DSCN0083%25255B3%25255D.jpg"><img height="180" alt="DSCN0083" src="http://lh6.ggpht.com/-_8jtFYDBSoU/Tims5Kd8JhI/AAAAAAAADR0/oGRe9Iz9PAw/DSCN0083_thumb%25255B1%25255D.jpg" width="240" /></a> </p> <p>普通の2.5”が入ってるノートと違って、TZは1.8"(zif)でしかも結構取り出しずらいところに入っております。とりあえず「<a href="http://kunkoku.livedoor.biz/archives/51560964.html">VAIO typeT(TZシリーズ)を綺麗に分解して高速SSD化する</a>」を参考にさせてもらいつつ、HDDを交換しました。</p> <p>SSDにするという手もあったものの、とりあえずスペアパーツとして保管してあった同モデルの80GBに。SSDをeBayあたりでみると、容量のわりにはそこそこいいお値段だし、実際に相性がいいかは賭の部分もあります。個人的にはSamsung製の5400回転、120GBあたりが魅力的。現在の4200回転から考えても、低リスクでちょっぴり高速化が可能と思われます。</p> <p align="center"> <a href="http://lh5.ggpht.com/-rUrW1za05KE/Tims5t5ZFQI/AAAAAAAADR4/U20baGkYkm4/DSCN0084%25255B3%25255D.jpg"><img height="180" alt="DSCN0084" src="http://lh4.ggpht.com/-rMWmmrKtPTE/Tims6PJOgII/AAAAAAAADR8/5tHFGKhnf5g/DSCN0084_thumb%25255B1%25255D.jpg" width="240" /></a> </p> <p>あまり何度もあけたくはないので、次回の課題を考えると、無線LAN(Wifi)カード、IEEE 802.11n対応のものに交換も考え中。コスト的にはカード単体は安いものの、部屋のネットワーク全体との絡みもあるので、交換時期を検討中であります。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-90033290600855823292011-07-16T20:00:00.000+02:002011-07-19T01:30:30.452+02:00さよならONOFF<p>スウェーデンの家電量販店は結構お寒い状態が続いております。比較的大手に入る部類の<a href="http://www.dn.se/ekonomi/onoff-kastar-in-handduken">ONOFFが先日倒産</a>、店舗間の競争だけが原因ではなくて、ネットによるマーケットの変化あり、価格下落の圧力あり、付加価値(延長保証やクレジット)による収益モデルの変遷についていってなかったのありと、色々と考えるところがあります。特にONOFFはどちらかというと商品を絞り込んでいる上に、サービス込みのプレミアが売りとなるのにも関わらず、それほど店舗のグレードを上げるでもなく。</p> <p align="center"><a href="http://lh6.ggpht.com/-0PXFJjGaIx8/TiTCE0ueEdI/AAAAAAAADP0/bf1QMXrVfmA/DSCF6192%25255B6%25255D.jpg"><img height="180" alt="DSCF6192" src="http://lh3.ggpht.com/-Zji-OifJbZY/TiTCFUKFvqI/AAAAAAAADP4/shjsjZ9k-pw/DSCF6192_thumb%25255B2%25255D.jpg" width="240" /></a></p> <p>そんなわけで倒産セール、店舗により25-30%オフ。自分はかなり傷んだマウスを買い換えることに。相方は普段値段がどこもあまり変わらないソフトとかを買い、わりといつも安い電池を買い、と久々のお買い物。実際、元の値段はそこそこなので、品物によってはそれでもそんなに安くなかったりするので、この手の買い物の時には普段の相場観がものをいいます。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-45800864139191099872011-06-26T01:00:00.000+02:002011-07-22T19:02:28.507+02:00カメラ<p>日本への旅行で買おうと思っていたのが、デジカメ。いろいろ考えていたものの、ありがたいお話を2つほどいただいたおかげで、デジカメ2台に。1台はきっちり撮る用、1台はどこでも持って行ける用、といいところ取り。何台も買える状況ではないのでとにかく合掌であります。</p> <p align="center"><a href="http://lh6.ggpht.com/-MV2_t-maXnE/TiS74Oql47I/AAAAAAAADPs/OVE07WU4f18/DSCF6126%25255B3%25255D.jpg"><img height="180" alt="DSCF6126" src="http://lh3.ggpht.com/-eeTscteX45s/TiS74lHMCuI/AAAAAAAADPw/GaYAlTQxBxM/DSCF6126_thumb%25255B1%25255D.jpg" width="240" /></a> <br /><font color="#c0c0c0">小さい方のカメラは音も静かで気づかないニャン</font></p> <p>・<a href="http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/xp/finepix_xp30/">FinePix XP30</a></p> <p>期待していたGPS機能は、予想通り計測に結構時間がかかって、気の短い自分には向いていなさそう。これは、後で打ち込んでもいいので、車とかなんだとか使って旅行する時以外は解除することに。あえていえば、GPSの地図がついていなくて、ダウンロードとかあとで追加コンテンツ入れられるようにしてくれるといいのに、と思ったり。</p> <p>何よりいいのは耐衝撃、防水。購入3日目にして、飲み会中にビールを浴びるも、軽く水洗いで汚れを落として即復帰。落下では<a href="http://akisvag.blogspot.com/2009/08/blog-post_19.html">痛い前科があるので</a>、やはり心強いものがあります。</p> <p>写真自体は可もなく不可もなし、良くも悪くも富士フイルム。あえていえば、オート撮影の機能が今まで持っていたF402やF100fx、J25と比べても少し強引で、シーンを選ぶとそれ以上、フラッシュでさえいじれなくなるのはちょっと不便だし、マニュアルの操作性がちょっと悪くなったのは残念。それでもこのコンパクトさで色々くっついていて、総じて満足であります。</p> <p>・<a href="http://www.nikon-image.com/products/camera/compact/coolpix/life/l100/">Nikon L100</a></p> <p>予定外に頂いた1台で、総じて綺麗に撮れます。が、やはりでかい。単3電池4本然り、旅行に本当に持って行けるのか不安です。ピント合わせとかレスポンスがいいのはかなり高評価。手ぶれも、しっかりホールドできる分、補正以前にかなりいい感じです。画素数は2世代以上前なので少なめだけど、ポスターとか印刷するわけじゃないのでこれで充分。セミハードケースはおそらく買わないと・・・。</p> <p>[作成:2011.07.19]</p>Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-82301863145361125142011-06-10T20:00:00.001+02:002011-07-19T00:21:27.182+02:00日本へ<p>6月日本に戻ったものの、ここは放置気味でありました。Windowsも調子が悪く、パソコンも調子が悪く、忙しく、と言い訳に事欠かないものの、とりあえず気が向いたところから書いていくことに。</p> <p align="center"><a href="http://lh6.ggpht.com/-Qq6rixTQQnI/TiSw8wqyaDI/AAAAAAAADPk/Z0tauJBjnWg/DSCF59816.jpg"><img height="180" alt="DSCF5981" src="http://lh4.ggpht.com/-OFbg4zEMvrk/TiSw9T3uaAI/AAAAAAAADPo/fkdek1xi4V8/DSCF5981_thumb2.jpg" width="240" /></a></p> <p>およそ15年ぶりのAir China、北京経由での旅。特に空港の印象が悪く、当分は北京経由は避けようと思ったり。</p> <blockquote> <p>理由1) 無駄に広い。広いなりにうまく使えばそんなに不便ではないはずなのに、搭乗口の割り当てやらなにやら、かなり歩く羽目に。しかも案内板は時として意味不明。動く歩道やミニトレインといったターミナル間の移動があまり機能的・論理的ではない。広くても使いやすい空港は山ほどある。</p> <p> <br />理由2) ショップやレストランが極端に少ない。結局のところ同じ系列が同じようなショップを出していて、選べるアイテム数が少ない。往復で2回行っただけで全てのレストランを制覇出来るようでは先がないって感じ。期待していた中華料理もまともなところはなく・・・。</p> <p> </p> <p>理由3) 空港職員のレベルが低い。まぁこれは結構書いている人がいるんだろうけど、愛想以前に英語が通じない場合がある。掃除のおじちゃんが使えないのは別にいいとして、セキュリティチェックの係員がまったくダメなのには参りました。かといって英語のできる職員を呼ぶわけでもなく。とにかくしゃべれないならボードを作って説明するなり何なりすればいいのに、通じないのにやりたいようにやろうとして反感を買うだけ。</p> </blockquote> <p>特に今回はトランジットで7時間あったので、空港でやることがないのには参りました。おかげで持っていた本を思ったより読み進めて良かったり。値段的に同じレベルなら次はタイやマレーシア、韓国経由にしようと心に決めたり。</p> <p>[作成:2011.07.19]</p>Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-81599357171791092402011-05-23T20:58:00.000+02:002011-05-24T10:00:44.729+02:00虫歯<p>朝早くに起きて猫の抜歯のために獣医さんのところへ。麻酔やら何やらやるので、5時間後に回収。</p> <p align="center"><a href="http://lh6.ggpht.com/_0LXjmrgASik/Tdtlkbk5v_I/AAAAAAAADPc/m7BUJ-hZUD8/DSCF5899%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5899" src="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/Tdtlk3OFl9I/AAAAAAAADPg/hyx5rDjWQt0/DSCF5899_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>昨日の夜から何も食べてなかったからかとりあえずエサにがっつくので一安心。ただ動きは非常にトロめであります。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-51154904370045588352011-05-17T23:27:00.000+02:002011-05-17T23:29:24.964+02:00遠足<p>何かを書く余裕が無い日々が続いていたものの、久々にちょっと余裕回復。16日にクラスの遠足で<a href="http://goo.gl/maps/fSBw">Stora Amundö</a> に。</p> <p align="center"><a href="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLolG5BKAI/AAAAAAAADOM/K1uBaien7qA/DSCF5873%5B7%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5873" src="http://lh6.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLolgLFW5I/AAAAAAAADOQ/q1HROQPFIos/DSCF5873_thumb%5B3%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>天気は雨こそ降らなかったものの、風が強くかなりシビアでありました。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLomJ_sHZI/AAAAAAAADOU/uF-f39WaFYg/DSCF5843%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5843" src="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLom2MGMII/AAAAAAAADOY/DSDAIea5sAI/DSCF5843_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>島の入り口の管理棟には小鳥が住み着いていて、せっせと巣作り。</p> <p align="center"><a href="http://lh5.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLonb9NmpI/AAAAAAAADOc/zby1ph8Qtvo/DSCF5849%5B7%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5849" src="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLooC0RTLI/AAAAAAAADOg/CuKM8N-hVe8/DSCF5849_thumb%5B3%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>暴れ馬なのか人なつっこいのかよく分からないけどとりあえず駆け寄ってきて、えっへんとポーズを決めて去って行きました。要するに放し飼いであります。やはり今のカメラは動く被写体にピントを合わせるのは、フォーカスが遅すぎて不可能。新しいカメラを考えてしまう1枚。馬はともかくほとんど動かない人間も結構厳しいです。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLoopXGBQI/AAAAAAAADOk/JN9M_Xnhdz4/DSCF5857%5B3%5D.jpg"><img height="300" alt="DSCF5857" src="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLopMDhlFI/AAAAAAAADOo/QatyJE0llxY/DSCF5857_thumb%5B1%5D.jpg" width="225" /></a></p> <p>森の中は既に春、暗さ的にはまだ夏では無いという状態。そのまんまです、はい。</p> <p align="center"><a href="http://lh6.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLop-I4-QI/AAAAAAAADOs/3iXG-XwlfIc/DSCF5865%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5865" src="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLoqVe3upI/AAAAAAAADOw/Weg36L8FDv4/DSCF5865_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>海のそばでもきちんと咲くのは結構すごいというかなんというか。あんまり深く考えたことが無かったけど、完全な外海ではないので塩分が薄いのかもしれません。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLorPyYfWI/AAAAAAAADO0/1BW1WFXsfhs/DSCF5882%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5882" src="http://lh5.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLorj90KQI/AAAAAAAADO4/zS47e8YMlEA/DSCF5882_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>自分にはあまりなじみのない綿草。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLosa5bT7I/AAAAAAAADO8/YaP2d9LXmNI/DSCF5886%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5886" src="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLos39ZJsI/AAAAAAAADPA/2dkONmnoXxk/DSCF5886_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a> </p> <p>ふきっさらしの中、冷たくなった昼食を食べる気もおこらず、早々と引き返してきました。まぁやっぱりこの手の所は暖かい日じゃないと。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-39343499066750041432011-05-03T23:30:00.000+02:002011-05-17T23:32:12.999+02:00三寒四温<p>5月です。春です。雪です。と絶句した1日。夏のように暖かい日々が終了。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLpWp7CViI/AAAAAAAADPE/glZrQKW5gY4/DSCF5827%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5827" src="http://lh6.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLpXK_fvEI/AAAAAAAADPI/EiYCSak9OJw/DSCF5827_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a></p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-62090817165715047662011-04-22T23:47:00.000+02:002011-05-17T23:48:27.874+02:00Påsk<p>Påsk、イースター、復活祭、日本で意識することはあんまりないんだけど、一応こっちでは毎年ちょこっとお休みになるので、ありがたい休みの一つ。休む口実は必要であります。自分的には卵をたくさん食べる以外何の意味があるのか今ひとつ分かっていなかったり。統計的に見て日常への宗教への依存度がとことん低いスウェーデンでは、教会にでも行かない限りバレンタインデーとさほど変わりのない宣伝用の口実だったりします。</p> <p align="center"><a href="http://lh5.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLtIpcUZEI/AAAAAAAADPM/hX6thbx-EXQ/DSCF5805%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5805" src="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLtJYXr37I/AAAAAAAADPQ/PVDaQesKFI8/DSCF5805_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>休暇に入った直後に相方の実家に顔を出しました。家に猫がいるので1泊2日の少しハードめのスケジュール。この白い花は、木の葉が生い茂る前の春の一瞬だけ花を咲かせます。要は森の中に生えてるけど日光が必要という話。</p> <p align="center"><a href="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLtKL2JtNI/AAAAAAAADPU/J3Ju25RlWyU/DSCF5820%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5820" src="http://lh5.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TdLtK8AXdRI/AAAAAAAADPY/LFsd02zzv3I/DSCF5820_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a></p> <p>この青い花を咲かせる植物は生命力がかなり強いらしく、2-3株を数年前に植えたところあっという間に広がったらしいのであります。当然隣の家にも浸食しているものの、文明の機器とも言うべき芝刈り機の前にはどうすることも出来ず、毎年刈り取られる運命にあるとのこと。</p> <p>非常に天気が良く、夏を思わせる風。スウェーデンに来て以来必ずと言っていいほど毎年雪があったので、少し驚きでありました。</p> <p>[5/16作成]</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-763970249765076562011-04-04T17:43:00.001+02:002011-04-04T17:43:58.315+02:00統一地方選挙と自治<p>そういえば春の選挙のお知らせが大使館から届かず、う~んと考えていたら、地方選挙に関しては投票が出来ないとのこと。考えてみれば自治体に関しては住民が投票の主体になるのは当然と言えば当然。ただ、外国籍の住民に対して投票権を認めないのは、その意味ではおかしい。というのも仮に自治体の選挙もことさらに日本人であることを強制するならば、海外での投票も認められて然るべきであるし、住民であることと自治との関係を強調するならば、外国籍を持つ人が自治の主体たる住民失格という論理は差別以外の何ものでもない。義務はあれども権利無し、責任あれども自由無しetc...</p> <p>ともあれ、先日オーストラリア人の友人と話をしたときにやはり二重国籍の話に。彼の相方はウズベキスタン人で、二重国籍を認めないウズベクの法律のせいでオーストラリア国籍を取りかねているとのこと。国籍の選択という強制がいかに人の自由や選択を奪っているか、改めて考えさせられます。帰化を含めた国籍の「選択」は、母国でのビザ取得の必要が出てくることや労働する余地が少なくなるなど、様々な不利益を伴います。不利益を矮小化してことさらに国民を強調するなら、人が国家の所有物か、主権は国家にあるのか、という民主主義以前の議論を行わなければなりません。民主的に決められた法律だから民主主義だ、とすればどこかのエリート主義に裏打ちされた独裁国家の例を出すには困らないほど、かなり適当な正当化であります。一つの国に帰属することを強制することは市民的自由を尊重する気がないことの裏返しでもあります。</p> <p>自治、自分(達)のことは自分で考え決定し実行する。けれども日本においても「我々」と「彼ら」の間に線引きを行う段階から既に他者の排除が始まっています。一般論において個別具体的な事案を説明することは、結構困難で不合理なことも多々あります。ことさらに日本の独自の文化を強調する輩もいますが、そもそも文化が永続的なもの(であるべき)でありかつ民族内部でしか共有出来ないものという、およそ現実離れしたアイディアを尊重しろというのは、自分には無理です。文化であるが故に批判を受けるべきではないという考えも、批判なしに文化が発展するという楽観的なものであり、文化自体が誤っていることを考慮に入れないものであります。ともあれ自治、みんなで渡れば怖くない、というのとは別の話。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-68684767292644740972011-03-24T03:23:00.001+01:002011-03-24T03:23:42.205+01:00楽観主義の果て<p>原発事故に関して海外メディアに対する批判が日本の報道で見られるのは、未だに日本のメディア事情、情報に対する受け止める市民の能力が20世紀初頭以来あまり成長していないのでは、と考えさせられる一件であります。震災後を通じて、特に専門的な用語を並べ立てて煙に巻こうとする輩の思惑通り、そしてよく分からない事象を一字一句覚えようとするあまり、ものの本質から随分離れた議論がなされている気がします。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TYqrKr1it7I/AAAAAAAADN0/3zyXi6-HPio/DSCF57413.jpg"><img height="210" alt="DSCF5741" src="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TYqrLRxcUFI/AAAAAAAADN4/wqnlNJEKffg/DSCF5741_thumb1.jpg" width="280" /></a></p> <p>原子炉や廃棄物のコントロールはおろか、何が生じているのか正確に把握出来ていない状態にも関わらず、「現時点では問題は無い」という説明を繰り返し、挙げ句の果てに数度の爆発と放射能漏れ。必要な情報が根拠のない安心感を与えるものか、それとも合理的な選択を行うための事実ないし可能性を示すものかを問うとすれば、おのずと必要な情報は見えてくるはずであります。にもかかわらず、「パニックを防ぐ」という理由で、可能性に過ぎない情報を排除するならば、状況を把握出来てない現状では、ほとんど事後的な情報しか与えられないことになります。</p> <p>パニックを防ぐ、という理由は、あるある大辞典の納豆ダイエット騒動のように、あるいは水の買いだめのように、比較的現実的な理由とはなりそうです。仮に問題が情報に対して過剰な反応を起こす市民にあるとしても、情報が限定的にしか与えられていない不安感に起因するのか、それとも客観的に判断する能力が欠けているが故なのか、様々な要素が考えられます。それでも、こうしたパニックを避けるという言説は、情報の受け手の能力の否定であり、バカだから情報を与えないという傲慢な議論。そしてこうした言説自体、現実を直視することを避ける方向にしか働かない故、全てのネガティブ事象が想定外という根拠のない楽観主義に基づいた説明も問題なく受け入れる始末。そんな情報に対して信頼感をもてるというのは、人がいいというか何というか。</p> <p>間違った記事を寄せ集めて、日本のメディアは素晴らしいと自画自賛する前にやるべきことは山ほどあります。例えば、地元紙GPでも1号機の建屋の天井が吹き飛んだ翌々日朝には平均的な気象状況に基づいたシミュレーションを解説するグラフィックを掲載、どの地域におよそ発生源付近の何%ほどが他の地域に拡散するか、直感的に分かるようになっています。水道、物流といった人的影響は考慮されていないものの、考えられるシナリオの提供の早さにはただ驚かされます。NHK(海外版)が専門家に原子力発電って何?メルトダウンって何?というおバカな質問をしている間に、こっちの一地方紙でさえどの程度深刻な可能性があるのかを書いています。悲観論、センセーショナルと切り捨てる前に、多角的な情報の重要性を認識するべきであります。メディアの役目がただ、役所や企業の発信する情報を垂れ流すだけならば、そういった情報の価値は非常に限定的なものです。ことに情報公開に消極的な風土の強い日本で、メディアの役割は本来もっと持って然るべきで、また求めるべきでもあります。(以下略)</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-84584187952358514582011-03-21T20:12:00.001+01:002011-03-21T20:12:08.618+01:00バランスチェア<p>こっちにきた時にIKEAで購入したチェアが先日壊れました。溶接が明らかに不足していて欠陥品の一言。構造的に両側溶接するであろうところが、片側だけしかも少しだけ。そこがバッキリと折れたというか、外れたというのが近いかな。まぁ全部が全部チェック出来るわけではないんだろうけど、このあたりの品質に対するポリシーはあまりよろしくないという印象を受けました。IKEAのページを見ても消費者に対する責任をどのあたりまで取るかあんまり明確にしておらず、スウェーデンっぽくないというお話。長期保証の商品に関しては長々と説明があるんだけど・・・。</p> <p>ともかく、製造物責任云々の話をするのは面倒くさいよねという話で相方の実家で溶接をしてもらうことに。溶接ならまぁ10分で終わるだろうから。代わりに相方の実家に眠っていたバランスチェアを頂くことに。</p> <p align="center"><a href="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TYejBcEbKvI/AAAAAAAADNo/7QYiavSfHzo/DSCF5739%5B6%5D.jpg"><img height="300" alt="DSCF5739" src="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TYejB32hXLI/AAAAAAAADNs/DkRpyXWXZBM/DSCF5739_thumb%5B2%5D.jpg" width="225" /></a></p> <p>バランスチェア、背筋がピンと伸びる、という代物だけど、今ひとつリラックス出来ないので物置で眠らせる人が多いのも事実。今使っている机は自分の身体には若干大きく、イスの位置を高くすると机に足が挟まり、それでもパソコンのモニタを見上げる形になって、高さが足りないのという状態。今日試してみた時点ではとりあえず余裕でモニタより上に頭が来る位置に出来て、非常にいい感じであります。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-83820471046939683572011-03-10T19:40:00.000+01:002011-03-21T19:56:47.337+01:00ルイ・ヴィトンの恐怖<p>ブランド品の多くは知的財産権関連法において保護されていて、コピー商品やら模倣品やらが規制されるのは、それを考案した人が利益を収めるべきという観点から理解出来るところ。一方で、何もかもを権利として認めた場合に経済的にであれ、思想的にであれ保護に伴う弊害もあり、そうした知的財産をどの程度保護すべきであるか、という問題は常に考えるところであります。昨日のDNの<a href="Målade en väska – ska böta 1.820.000">ルイ・ヴィトンに関するニュース</a>は、そんなことを改めて考えさせられました。</p> <p>事の発端は、<a href="http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=573">ダルフール問題</a>に関わっているデンマークのアーティスト、<a href="http://www.nadiaplesner.com/">Nadia Plesner</a>が、パリス・ヒルトンをモチーフに、ルイ・ヴィトンっぽいバックを片手に子犬を抱えているダルフールの子供を描き、そのTシャツを販売した。なおその収益は現地へ送る医薬品を始めとする支援物資に充てられた。これに対してルイ・ヴィトンが販売中止と損害賠償を求め提訴、本人の不在時に訴訟が行われたため反論がないまま訴訟自体は終結。その額現時点で20万ユーロ(ざっと2000万円)也。さらに今では弁護士費用その他諸々1日5000ユーロ(50万円)払え、とそういう話であります。当時の自分の弁護士に「絵画にすれば問題ないんじゃん」と言われ早速作成、その後の混沌とした争いが続き現在に至ります。</p> <p>ルイ・ヴィトンの言い分としては、会社としてダルフール問題を助長する活動を行っているわけではなく、こうした問題と関連づけられることで不利益を被っている、と。Nadia Plesner の作品がルイ・ヴィトンを直接的に批判している訳ではなく、そうした豪華絢爛なライフスタイルがある一方でダルフールの子供達には無縁のニーズであることを暗に示しているに過ぎません。ルイ・ヴィトンの論理は相当な被害妄想を含んでいて、大人のブランドを扱うにしてはちょっとアブナイ会社なのかもしれません。</p> <p>営利活動と表現活動の区別は実のところさくっと割り切れる訳ではありません。ピカソがその生涯にいくら稼いだかを考えると、収益性がある=アートではない、と単純化することはできません。時に重要なメッセージを含んでおり、またアーティストが職業である限り金銭授受と無縁にはなり得ません。他方で、ブランドを利用することで莫大な収益を上げるとすれば、アートであろうとパロディであろうと、そりゃぁないんじゃないのか、という話になります。</p> <p>ただ、そもそもブランドそのものを表現内容の一部として利用することが、同意ないし黙示の同意が無い限り扱うことが認められないとすれば、およそブランドに関して批判的な報道を行うことは不可能になります。商標を始めとする知的財産権にそこまでの保護を与えるべきかどうかで言えば、否としかいいようがありません。</p> <p>現在もNadia Plesner のサイトの削除を要求しているものの、おかげで各地の新聞に無修正で転載されてます。彼女の作品が名誉毀損的な性格を実際に帯びるのであれば、まず影響力のある新聞に対してアクションを起こすべきであって、そんなことをせずにあくまで作者個人を狙ってせっせと圧力をかける姿勢は、某武富士の恫喝訴訟と重なります。結局の所、ルイ・ヴィトンが一連の行動で示しているのは、徹底的な不寛容であり、コミュニケーション不能な姿勢であります。それで一流を名乗るのはちょっとね。</p> <p>他のブランドだって同じ、という指摘もありそうですが、それはまた別の話。このあたりの活動に理解を示すかどうかは企業により温度差があります。ま、機会があればそのへんも。ともあれ被害者面したルイ・ヴィトンが様々な方面に恐怖心を与えたのは間違いなく、かなり注意深く扱わなければいけない存在となりつつあるのかも。あ、もう書いてしまったけど大丈夫カナ、とおどけてみたり。</p> <p>(本稿執筆後、ルイ・ヴィトンからのコメント付きの<a href="http://www.dn.se/ekonomi/louis-vuitton-berett-att-backa">続報</a>あり。油絵の制作・公開は問題ないと態度を変更したものの、Tシャツに関しては相変わらず。制作者が不誠実で話し合いに応じなかったというような話をしてるものの、問題は「話し合い」の中身であります。この記事からみると結局のところ、ルイヴィトンのコメントは個人攻撃に終始して問題を解決する意志はないようであります。)</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2898257600891160554.post-83857040888338851082011-02-11T22:47:00.001+01:002011-02-11T22:47:55.255+01:00猫と寝不足と<p>ここのところ寝不足気味。原因の一つは猫。まぁ泣きわめくという訳ではないので心配したりすることにはならないものの、真夜中・明け方と構って欲しい時には、みぞおちを確実に決めてきます。痛みで強制的にお目覚め。</p> <p align="center"><a href="http://lh3.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TVWugWacqoI/AAAAAAAADNc/wfxSIctM5Qg/DSCF5516%5B3%5D.jpg"><img height="210" alt="DSCF5516" src="http://lh4.ggpht.com/_0LXjmrgASik/TVWuiQqBeUI/AAAAAAAADNg/5NIAKeuOWAk/DSCF5516_thumb%5B1%5D.jpg" width="280" /></a> <br /><font color="#c0c0c0">他に何かすることあるんじゃないかにゃ、と邪魔をしにきたり</font></p> <p>飼い始めて早半年が過ぎたものの、次第に態度が<s>飼い主に似て</s>横柄になってきたような気が・・・。同じエサが数日続くと飽きたり、食感が微妙だとそもそも食べなかったり。先日、食べてる最中に突然吐いたところをみると、本人なりにまずいエサも頑張って食べているみたい。いや、ただ食い意地を張っているだけなのか・・・。</p> Aki_80http://www.blogger.com/profile/07433333157634402695noreply@blogger.com0