2010年8月7日土曜日

美術かそれとも・・・

先月のデンマークではルイジアナ美術館を訪れ、わりと満腹感があったのですが、先日の新聞広告でヨテボリでも展示物をちょこっとやっていることが判明、レオナルド・ダビンチ、ミケランジェロ、ラファエル(ラファエロ)、素晴らしすぎるほどのビックネーム、ミーハーな自分としては一応外さずにはいられなく、今日行ってきました。

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事前にHPをチェックした限りでは、美術館の特別展示ではなくどっちかというと商業ベース、お値段も大人225kr(約2600円)とそれなりであります。とりあえず学割がきいたので100kr、ヨテボリの博物館・美術館の年間パスもチケット(領収書)と交換でもらえるようです(40kr)。ただ、展示予定の作品リストとかが微妙な状態だったので、どの程度元が取れるような値段なんだろうと悩んだり。

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受付で学生カードを見せて支払い、料金には音声ガイドも含まれています。英語かスウェーデン語かを最初に選択して、後は聞きたいガイドをレーザーポインタみたいなMP3プレーヤ(たぶん普通の赤外線だけど)でピッとするだけで、聞けるという感じ。これは聞きたいものを簡単にコントロールできて、非常にぐぐっときました。

展示の方法としては非常におもしろく、凝っているものの、肝心の作品はレプリカが多かったのが残念なところ。また、倉庫を改造した展示施設という限界からか、レプリカにせよ本物にせよ、作品が特別なケースに入れられて展示されていて、光の関係上かなり近づかないと質感が掴めないのはちょっと不満でありました。遠くから眺めて、近くで眺めて、また遠くから眺めて、色々なポイントから楽しむのが好きなので。また展示の動線も今ひとつで、部屋の角近くの両方の壁にわりと人目を引く絵を置くのかが謎。

少なくとも旅行のついでとかじゃない限り、この料金でこの展示内容は正直きつい。まぁあまり話題に上ってこなかったのもそんな理由があったのかも。ともかく、レプリカはレプリカで、展示的にもそれなりに見応えがあったと自分に言い聞かせる今日この頃でありました。

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